転勤族ファミリー向け賃貸物件探し方のコツ!優先順位は3段階に

2023年4月28日

転勤が決まるとソワソワしますよね。我が家は4年ぶりに夫に転勤の辞令が出ました。単身赴任か家族で引越すかを決めたら、すぐに物件探しをはじめます。

管理人

うちは子どもが小学1年生と小さいので、家族で引越すことにしました。

今回は転勤で引越すご家族向けに、短期間で効率よくファミリータイプの賃貸物件を探すコツをご紹介します。自分のチェックリストを兼ねてまとめたので、これから物件探しをする人は参考にしてみてください。

賃貸物件の契約までの流れ

賃貸物件探しから契約までは、以下のような手順で行います。

契約までの流れ
  1. インターネットで探す
  2. 不動産屋に行き、内見する
  3. 申込み
  4. 諸手続き(審査・重要事項説明・契約・鍵の引き渡し)

賃貸物件はインターネットで探す

賃貸物件はまずインターネットで探しましょう。インターネットの情報はかなり有力です。相場観や物件の傾向がつかみやすいので、必ずチェックしましょう。

私がよく見るサイトは以下の3つです。

ほかにもさまざまなサイトがあるので、「〇〇市 賃貸」などのように検索して探します。複数のサイトに掲載されている物件もあれば、1つのサイトにしか掲載されていない物件もあるので、いくつかのサイトで検索してみてください。条件について、後ほど詳しく解説します。

不動産屋に行き、内見する

内見できる日が決まったら、不動産屋に連絡しましょう。転勤族の場合、何度も現地に行けないので、不動産屋の営業マンはキーパーソンといえます。気持ちよくやりとりのできる人を選びましょう。大手だからといって、対応がいまひとつな人にお願いすると、自分で自分の首を絞めることになるので注意が必要です。

また、何軒もの不動産屋さんをハシゴするのは、あまりおすすめできません。できれば1社にお願いするのが理想的です。不動産屋さんは他社の物件も取り扱えるので、気になる物件あれば遠慮せず相談してみましょう。

申込みする

気に入った物件があったら、申込みをします。申込みをして物件を押さえたら、その後は事務手続きなので、ひと安心です。

【優先順位1位】エリアと広さを決める

優先順位1位
  • エリア
  • 広さ(間取り・㎡数)

物件を決めるときは、大分類(大きな要素)である、エリアと広さを最初にある程度決めましょう。エリアと広さを絞れば、おおよその家賃がわかるので、会社の家賃補助や規定額に照らし合わせて、築年数や駅からの距離などの中分類で比較するのがおすすめです。

上記のSUUMOの画像は「高崎市×2LDK・3LDK」で検索した結果です。「エリア×広さ」で検索した総数の多さで使うサイトを選ぶのもおすすめですよ。

エリアの情報を集めよう!

エリア情報の調査項目
  • 住環境:治安・住みやすいエリア・転勤族が多いエリア
  • 利便性:通勤のしやすさ・買い物のしやすさ
  • 学校関連:人気の学区・地格に幼稚園や保育園があるか など

はじめての土地の場合は情報収集して、ある程度、土地勘を身につけます。おおよそのエリアが決まったら、範囲に余裕をもって探しましょう。最初からピンポイントで探して、よい物件を見逃すと残念なので、私はイメージした場所より少し広い範囲で探します。

人気の学区はその名の通り「人気」なので、なかなか物件が見つからない可能性があります。そのため、あまり固執せず、知識として聞く程度でもよいでしょう。また、人気の学区の近くには、塾や勉強系の習い事が多い傾向があります。もし、通う予定がある場合は、そのエリアにアクセスのよい場所をチェックしてみてください。

広さを決めよう!

家族の人数間取りの目安
2人(夫婦のみ)1LDK~2LDK
2~4人2LDK~3LDK
4~5人3LDK~4LDK

広さは今住んでいる部屋と同程度を目安にします。夫婦2人なら1LDK~2LDK、2~4人家族なら2LDK~3LDK程度が一般的です。

私は約10年で5つの物件に住みましたが、2~3人家族で毎回2LDKです。何度も物件探しをしてみたところ、ファミリータイプの賃貸物件は2LDKが多いと感じています。3LDK以上は物件自体が少ないので、希望する人はよい物件に出会ったら早めに押さえたほうがよいでしょう。

通常の引越しは、小さい部屋から大きい部屋(家)に住み替えますが、転勤族の場合は(家族が増えない限り)同程度の部屋に移り住みます。大きな部屋から小さな部屋への引越しは、荷物の整理がとても大変なので、次の引越しも少しだけ視野に入れて探しましょう。

【優先順位2位】築年数・駅からの距離・建物のタイプを確認

優先順位2位
  • 築年数
  • 駅からの距離
  • 建物の種類(マンション・アパート・戸建て・タウンハウス/テラスハウス など)

エリアと広さがある程度決まったら、築年数・駅からの距離・建物のタイプなどを軸に物件を比較します。

築年数に惑わされない!

築年数は新しいに越したことはありませんが、最近の物件は築15年以上でもキレイなものが多くあります。そのため、検索条件に「新築」や「築5年まで」など、極端に新しい条件を入れるのはおすすめできません。古さゆえの不快さを我慢する必要はありませんが、検索条件で切り捨ててしまうのはもったいないといえます。

管理人

候補から外すのは、現地を確認してからでも遅くないですよ!

実際に私は、フルリノベーションした築25年の物件に住んだことがありますが、家賃がお得なうえ、内装もとてもキレイでした。フルリノベーションは部屋(または建物)全体をリノベーション(リフォーム)するので、新築のような仕上がりになります。築年数が古くても、フルリノベーションの物件は見る価値がありますよ。

駅からの距離は通勤・通学への影響度で決める

駅からの距離は家賃に大きく影響します。徒歩5分圏内のようなアクセスしやすい場所は家賃が高く、徒歩15分くらいになると家賃が安くなる傾向があります。駅からの距離が及ぼす影響はライフスタイルによって異なるので、柔軟に優先順位をつけましょう。

私の場合、自分が電車通勤をしていた頃は駅からの距離は重要なポイントの1つで、できれば徒歩5分以内に住みたいと思っていました。しかし、今は在宅勤務となり、子どもの学校も徒歩圏内なので、駅からの距離はあまり気になりません。

そのため、我が家では駅からの距離に関係してくる人は夫だけです。この場合、夫の意見をある程度聞き、妥協点を探ります。また、主な交通手段が車の場合は、駅からの距離を考慮しないという選択肢もあります。そのときの環境に合わせて、優先順位をつけましょう。

建物の種類を確認する

  • マンション:鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造
  • アパート・タウンハウス・テラスハウス・戸建て主に木造

建物の種類とは、マンション・アパート・戸建て・タウンハウス・テラスハウス などのことです。主な違いは、鉄筋コンクリート造か木造かで、上記のようにマンション以外は基本的に木造です。一般的にマンションは家賃が高く、木造物件はマンションに比べると安い傾向があります。

タウンハウスやテラスハウスはアパートのような集合住宅の一種ですが、1~2階構造の物件が横に連なったような建物です。

【優先順位3位】2階以上・オートロック・ウォシュレットの有無などを比較する

優先順位3位(オプション的要素)
  • 室内洗濯機置き場
  • 2階以上
  • 好みのコンロ
  • エレベーター
  • オートロック/インターホン
  • ウォシュレット
  • 24時間ゴミ捨てOK
  • 宅配ロッカー

そのほかにも、上記の通りさまざまな要素があり、これらはオプション的要素として考えます。重要かどうかは人によって違うので、好みに合わせて選びましょう。

ただ、オプション的要素でも、入居後に「思っていたものと違う」と感じると、人は気分が暗くなるものです。事前に確認して、「思っていたのと違う」ということがないようにしましょう。

洗濯機置き場・洗濯物を干す場所

たまに、洗濯機置き場が室外の物件があります。ファミリータイプのマンションでは少ない印象ですが、入居後にはじめて知るということがないように、しっかり洗濯機置き場を確認しましょう。洗濯機は室外でも使用できますが、次の物件で使うときに痛みや汚れが気になる可能性があります。

同様に、洗濯物を干す場所も確認しましょう。「今までより狭い」「〇〇を干す場所がない」など状況を確認できると、入居前に事前準備(心の準備も含めて)ができます。

2階以上

1階2階以上
家賃
眺望
防犯性
通気性
下の階への気遣い
出入りしやすさ

マンションやアパートの場合、眺望・防犯性などの面から2階以上が好まれる傾向があります。外からの視線が気になりにくいのもうれしいですね。一方で、1階は家賃が安い、出入りが楽、子どもが走り回っても下の階に気を遣わなくてよいといったメリットがあります。

私は何度か1階に住んだことがあり、比較的快適に過ごせました。しかし、唯一気になったのは通気性が悪いことです。2階以上の部屋に比べると、カビのリスクが高いと感じました。不動産屋によっては物件のカビのリスクを把握していることもあるので、気になる場合はしっかり聞きましょう。

好みのコンロ

ガスコンロかIHコンロかは、料理を作る人にとっては重要な問題です。私はかつて、ガスコンロ派でしたが、あるとき、IHコンロの物件に住むことになりました。使ってみたところ、IHコンロにもメリットがあり、今ではどちらでもOKという意識に変わりました。

個人的な印象では、プロパンガスを使っているエリアでIHコンロが多いと感じています。プロパンガスは都市ガスに比べてかなり光熱費が高いので、IHコンロのほうが節約になる場合もありますよ。

エレベーター

3階建て以上の物件は、エレベーターの有無を確認しましょう。私が見に行ったことのある物件では、最高4階でエレベーターがないところがありました。健康な大人が住むには問題ありませんが、買い出しをした荷物を持ってあがるときや、小さな子どもがいる場合は負担になります。引越し代金が割高になる可能性もあるので、注意が必要です。

オートロック/インターホン

オートロックはセキュリティ上、あると安心です。ただ、もしオートロックがない物件でも、インターホンがあれば最低限のセキュリティは確保されるので、条件を厳しくしすぎず探してみましょう。

ウォシュレット

最近はトイレのウォシュレットはかなり標準装備になってきています。さほど難易度の高い条件ではありませんが、まだウォシュレットを採用していない物件もあります。

実際に私もウォシュレットを使っていた状態から、ウォシュレットのない物件に引越したことがあります。最初はとても不満に感じましたが、不思議なもので1か月くらいで慣れました。もう一度同じ条件でもよいかと問われると、嫌ですが、その当時は問題なくそのまま3年ほど住みました。

また、ウォシュレットは後付けできるので、気になる人は自分で購入して設置できます。ただ、退室時には原則取り外して原状回復する必要があるので注意しましょう。(まれに、残置物として置いていってよいという大家さんもいるので、外す前に確認する価値はあります)

24時間ゴミ捨てOK

大きめのマンションなどでは専用のゴミ捨て場があり、24時間いつでもゴミが捨てられることがあります。こちらは非常に便利ですが、賃貸物件ではあまり多くない印象です。必須条件にせず、あったらラッキーというスタンスがよいでしょう。

宅配ロッカー

留守でも宅急便を受け取れる宅配ロッカーは非常に便利です。しかし、賃貸物件にはあまり見かけたことがありません。こちらもあったらラッキーなアイテムといえます。

次は、いよいよ内見!現地に行ってわかることもある

理想の物件がなかったり、問い合わせをしたら既に申込み済だったり、物件探しってなかなか難しいですよね。実際に内見してわかることもあるので、まだ物件が見つからなくても、落ち込まなくて大丈夫です。気持ちを強く持って頑張りましょう!

管理人

よい物件が見つかりますように!

内見が決まったら、こちらもあわせてご確認ください。

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引越し

Posted by ゆうこ